忘れもしない、今から16年前の今日。

 

 

世間では小室ファミリー全盛期だったころ、当時18歳だったあいつはいきなりこの世からいなくなった。　

バイク事故だった。

 

 

 

翌日の５日の朝、

　「すいませんが、きょうの仕事はお休みします。・・・中園さん！〇〇死んじゃったよ～」

と、泣きながら電話してきてくれたあいつのお父さんの声が今も耳に焼き付いている。

 

 

 

 

あの時ほど、人間の命の儚さを思い知ったことはない。

 

きのうまで一緒に仕事してたのに・・・

 

日曜日でも無理やり仕事させておけば、こんなことには・・・

 

後悔したりもした。

 

 

 

１か月半ぐらいのつきあいだったけど、たしかにあいつはうちの仲間だったのだ。

 

 

 

私は、両親が九州の出身でこの地には親戚縁者が一切いないので、子供のころから自分の周りで人の死に触れたのは初めてのことだった。

それゆえ、一層脳裏に焼き付く出来事だった。

 

 

 

９月４日は私にとってわすれる事のできない日なのであります。